ルドゥーテ 『バラ図譜』各絵柄の下の方にある飾り文字の意味は?

《ルドゥーテのバラの庭》からこんにちは!
Bonjour du Jardin des roses de Redouté!

ボンジュール!
今日はルドゥーテの『バラ図譜』の各絵柄の下の方で気がつけば
意外に存在感のある飾り文字についてご説明します。


では『バラのリース』に続く、
『バラ図譜』の最初の作品『ロサ・ケンティフォリア』(下図)
を例に見ていきましょう。

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向かって左側とげとげの茎のすぐ横に見えるRが大きな文字が
このバラのラテン語名(学名)
Rosa centifolia ロサ・ケンティフォリア

右側がRosier à cent feuilles (ロジエ・ア・サン・フォイユ)
これは当時のこのバラのフランス語名(俗名)です。
Rosierはバラ(の木)
cent(サン)は100
feuillesは通常は「葉」を意味しますがこの場合は花びらのようですね。
直訳すると「100枚の花びらを持つバラ」

画面左下の小さな文字は
P. J. Redouté pinx
pinxというのはラテン語のpinxitの縮約形で『描いた』と言う意味です。

真ん中下の文字は
imprimerie de Rémond
imprimerie はフランス語で印刷あるいは「刷ったもの」ですね。
Rémondは人名で読みはレモン。

そして右下は
Couten Sculp. 
Coutenは人名で読みはクゥタン。SculpはSculpture(彫刻、彫版)の略。

以上を日本語にするとこんな感じになります。

(ラテン語名)ロサ・ケンティフォリア   (フランス語名)ロジエ・ア・サン・フォイユ
 画:P. J. ルドゥーテ、      刷り:レモン    彫版:クゥタン  

ちなみに、フランス語のrose(読みはローズ)はバラ(の花)でRosier(ロジエ)は
バラ(の木)です。





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by redoutehugos | 2015-08-16 18:53 | ルドゥーテの魅力とお知らせ | Comments(0)
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