第26回 《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》のご案内 フェルメール(1)

6月26日(日)のプロトマニア・アートレクチャーのご案内です。

第26回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》

連続《特別講座》:フェルメールをトータルに鑑賞しよう(その1)

次回はフェルメールの《トータル》な鑑賞に挑戦します。
なぜトータルかというと、フェルメールに関連するさまざまな話題を理解しながら、最終的にはフェルメール絵画の画面そのものから作品としての素晴らしさや魅力にダイレクトに迫るという、大いに欲張ったことを目指すからです。

今や日本でフェルメールと言えば、展覧会に彼の絵が1点含まれるだけで何十万人という観客が見込めるほど大人気の画家です。そしてフェルメールについて書かれた本も数多く出版されています。みなさんの中にもフェルメールについて一家言お持ちの方がたくさんいらっしゃることでしょう。

現在ではそんなにも認知度の高い画家となったフェルメールですが、1675年にオランダのデルフトで亡くなったあと、1866年にフランスで再発見(再評価)されるまで200年ちかくもの間忘れられた画家でした。そしてフェルメールの真作とされるものは世界に30数点しか存在しません。それだけでもミステリアスな存在ですね。

そして戦後すぐにおこったオランダ人画家ファン・メーヘレンによる世紀の贋作事件、いまだに解決されていないボストンのイザベラ・ガードナー美術館からの『合奏』の強奪を始めとする、度重なる盗難事件などフェルメールに関連した話題には事欠きません。

また、技法の上からはフェルメールはカメラ・オブスクラ(写真機の原型のようなもの)を使ったのではないかという疑惑(?)、そして「ポワンティエ (pointillé)」と呼ばれる光玉のような描写はどこからきたのか、あるいは「フェルメール・ブルー」とは何かなど、さまざまなアプローチが可能です。

連続講座の中で、これらすべての話題に言及し皆さんとさまざまにディスカッションしたいと思います。

まず第1回目は、フェルメールの真作として評価が確立している作品と疑問符のつく作品との違いを見ながら、フェルメールの作品の特徴をしっかり把握します。そしてファン・メーヘレンによる世紀の贋作事件の顚末をご紹介しながら、フェルメールの真作の素晴らしさを贋作との比較で再認識していただきたいと思います。

ところでみなさんはフェルメールの作品が日本にもあることをご存知ですか?
上野の国立西洋美術館で常設展示(寄託作品)されている《聖プラクセディス》がその作品です。西洋美術館では現時点でこの作品が真作かどうかについては研究者間で意見の一致をみていないとのことで「フェルメールに帰属」扱いとなっていますが、2000年に日蘭交流400周年記念の一大イベントとして大阪市立美術館で開催されて、フェルメールが5点も来ると大変話題になった「フェルメールとその時代展」ではフェルメール作品5点の内の1点として堂々と扱われていました。

昔風に言えば伝フェルメールとは言え、また作風が我々が普通に思うフェルメールのそれではないとは言え、その作品が日本の美術館で常設展示されているというのはすごいことだと思います。とにかく2000年の展覧会では何時間も待ってやっと見ることのできた5点のうちの1点が常設展でいとも簡単に見ることができるのですから!


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真珠の耳飾りの少女 1665-66年頃 マウリッツハイス美術館


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手紙を読む青衣の女 1662-65頃 アムステルダム国立美術館


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デルフトの眺望 1660-61年頃 マウリッツハイス美術館展


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牛乳を注ぐ女 1658−60年頃 アムステルダム国立美術館

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絵画芸術 1666-67年頃 ウィーン美術史美術館


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聖プラクセディス 1655年 国立西洋美術館寄託


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by redoutehugos | 2016-06-03 17:12 | アートの楽しみ | Comments(0)
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