第43回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》 20世紀最大の巨匠ピカソ(その3) キュビスムを徹底的に理解する!

第43回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》
20世紀最大の巨匠ピカソ(その3)
キュビスムを徹底的に理解する!

前回《ピカソ(その2)》の講座内容が、プロトマニアのHPで楽しく紹介されています。
よろしければご覧下さい。



次回はいよいよキュビスムの徹底理解に挑戦です!

前回はキュビスムという名称の発生についてお話しました。
もともとフランス語のキュブ(cube 立方体)という言葉から派生した呼び方で、日本語では「立体派」と訳されることが多いのですが、この立方体とか立体という言葉に惑わされて、キュビスムが大変理解しにくいことになっています。

立体派というと、なんとなく対象を立体、要は箱形として把握し表現するものの見方かな?・・・あるいは対象の立体性(三次元性)にこだわった見方なのかな?という気がしてしまいますね!

たしかに、ごく初期のキュビスム絵画は対象を単純な箱形に還元しているような表現が特徴的ですが、むしろその後の展開の方がキュビスム絵画の真骨頂であり、その表現は立体的というよりむしろ平面的ではないのかという気すらしてきます。

また、ピカソのキュビスムは大きく分析的キュビスムと総合的キュビスムという時代区分がなされますが、分析的キュビスムというくくりの作品にもかなりの変化が認められます。また分析的キュビスムと総合的キュビスムって何が違うの?という疑問もわいてきますね。

次回はキュビスムの個々の作品を年代順に詳しくみることによって、キュビスムというものの見方についての理解を深め、これらの疑問を一掃したいと思います。

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トルトーサのレンガ工場  1909年

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梨のある婦人像  1909年

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カーンワイラーの肖像 1910年

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壁に掛けられたヴァイオリン  1913年

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力を養うための講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、
そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ お気軽にご参加ください。

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講師:  中尾陽一
日程 : 2017年 11月26日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。
  e-mail: yoyoa@mac.com
phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送ら せていただきます。
※プロトマニアから返信メールが届かない場合は、大変恐れ入りますがお電話でお問合せください。
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# by redoutehugos | 2017-11-13 14:21 | アートの楽しみ | Comments(0)

第42回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門項講座』》 20世紀最大の巨匠 ピカソ(その2) ピカソとキュビスム

第42回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門項講座』》
         20世紀最大の巨匠 ピカソ(その2)

ピカソとキュビスム

前回《ピカソ(その1)》の講座内容が、プロトマニアのFBで、ライブ感たっぷりに楽しく紹介されています。どうぞご覧下さい。


この秋、プロトマニアの絵画鑑賞講座のテーマは「ピカソがわかれば、絵画がわかる!」です。


ピカソを理解することで、近代〜現代の一見わけのわからない絵を前にしても動じない、正当な絵画鑑賞力を身につけようという大変欲張ったことを目指します。


ピカソの絵については、初期の「青の時代」や「バラ色の時代」をのぞけば、なにが描いてあるのかわからない、何を描きたかったのかわからない、だから感情移入なんてできない、好きか嫌いかと聞かれれば好きではない・・・という方が多いようです。


前回の講座では、ピカソの傑作の最右翼でキュビスムの先がけとなったと言われる「アヴィニョンの娘たち」を中心にピカソの絵画を鑑賞しました。


通常この絵は「裸婦の美しさや魅力を無視して、裸婦を醜く描いた絵画」としても有名ですが、参加者のSさんからは、そんなことはない、この絵の裸婦表現に女性の肉体美を感じるとの発言がありました。描かれている裸婦の形は単純化され、平面化され、デフォルメされて、一見ごつごつした印象です。しかし、ここの裸婦をじっと見つめていると、確かにSさんが言うように、裸婦の単純化された形や強調された線、微妙に色合いを変化させた色面に女性美が最高に抽象されているという気がしてきます。Sさんの発言から、先入観をすてて絵と対峙することの重要さを痛感しました!


さて、次回は「アヴィニョンの娘たち」からさらに進んで20世紀絵画の革新ともなったピカソの《キュビスム》絵画の理解と鑑賞に挑戦です!


ピカソの作品が訳の分からない絵画の代表格のように言われるのは多分にこの《キュビスム》(立体派)絵画のせいです。《キュビスム》についてはさまざまな美術の本で説明がなされています。私たちはそれを読んで、「あっ、複数の視点の導入か!」とか「なるほど、遠近法による虚構の放棄か!」とか、「記憶による形態の把握か」など、なんとなくわかったような気になっています。でも、実際にピカソの絵をみながらキュビスム絵画について考えたり、どう感じるかなどを話し合う機会はほとんどないと思います。次回はこの講座ならではの試みとして、参加者全員で一見とっつきにく感のあるキュビスム絵画をとことん掘り下げて見ましょう!


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アヴィニョンの娘たち  1907年

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マンドリンを弾く少女  1909-1910年

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ヴァイオリンと葡萄  1912年

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1913 壁に掛けられたヴァイオリン



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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力を養うための講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、
そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ お気軽にご参加ください。

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講師:  中尾陽一
日程 : 2017年 10月22日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。
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phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

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# by redoutehugos | 2017-10-09 16:03 | アートの楽しみ | Comments(0)

第41回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門項講座』》 20世紀最大の巨匠 ピカソ(その1)

第41回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門項講座』》
         20世紀最大の巨匠 ピカソ(その1)


9月24日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。


前回の《アンリ・ルソー》の講座内容が、プロトマニアのFBで、ライブ感たっぷりに楽しく紹介されています。

どうぞご覧下さい!

というわけで、40回目の『絵画鑑賞入門講座』も無事終了いたしました。

これまでご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!


そして、41回目は「やっぱりこの画家はおさえておきたいですよね!」という声にお答えして、

「20世紀最大の巨匠」ピカソの登場です!


ピカソとうい名前を知らない人は日本全国どこにもいないのではないか、というくらい知名度の高いピカソですが、時には、わけのわからない絵の代名詞のようにもなっています。


最近の絵は写実じゃなくて、なにがなんだかわからないという時、いの一番で引き合いにだされるのもピカソ。
なんか子供が描いたみたいな絵で、こんなんだったら誰でもできるんじゃないの・・・という時もピカソ。
要するに、ピカソは現代美術のわけがわからない絵、どこがうまいのかわからない絵、でも専門家の間では

めちゃくちゃ評価が高くて、実際に取引される価格も何億円、何十億円あるいはそれ以上の想像もできない

くらい高額な絵の代名詞のようになっています。


ピカソは作風の変遷が激しく、「青の時代」、「バラ色の時代」、「キュビスムの時代」、「古典主義の時代」、「シュルレアリスムの時代」などなど様々な顔をもっています。また作品の数は油彩と素描だけで1万数千点というものすごさです。それに数え切れないくらいの数の版画、挿絵、陶器などが加わります。


ピカソはあまりにも巨大で、絵が好きな人々の間でも、ピカソの全体像を把握している人はなかなかいないようです。


この講座では次回から数回にわたって、ピカソの様々なエピソードを織り交ぜながら「20世紀最大の巨匠」《ピカソのすごさ》をみなさんといっしょに探ってみたいと思います。お気軽にご参加ください。


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アヴィニョンの娘たち  1907年 


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ゲルニカ  1937年


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泣く女 1937年

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力
を養うための講座です。
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絵をどう感じたかどう見るか、
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の寺子屋スタイルで学びます。
※ お気軽にご参加ください。

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講師:  中尾陽一
日程 : 2017年 9月24日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)
より徒歩2分]
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 
     市田ビル6F

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phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

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# by redoutehugos | 2017-09-13 12:50 | アートの楽しみ | Comments(0)

第39回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》 ターナーとイギリス風景画(その2)


7月23日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。

ターナーとイギリス風景画 (その2)


さて、次回はターナーが描こうとしたものを、同時代のイギリスにおけるもう一人のの巨匠コンスタブルを視座に置くことによって、更に明確にしていきたいと思います。

この二人の巨匠はあらゆる点で対照的です。前回の告知でもお話しましたが、ターナーは弱冠27歳でロイヤル・アカデミーの正会員となった早熟の天才、コンスタブルが正会員となったのは53歳、ターナーと比べると遅咲きですね。

実生活もまったく違います。

ターナーはロンドンの下町コヴェント・ガーデンの理髪店の息子。彼が子供の頃に幼い妹が亡くなります。また彼がロイヤル・アカデミーの準会員になった直後に母親が精神病院に収容され、4年後にはそこで亡くなります。ターナーと父親は大変仲がよく、父親はいつのまにかターナーの助手のようなことまでするようになります。ターナーが54歳の時に父親が亡くなりますが、その時まで二人は同居し、気楽な独身男二人の生活を貫きます。と、公にはそうなっていますが、実はターナーは準会員になった24歳の頃から、4人の子供があったセアラ・ダンビーという未亡人と10年間密かに交際して、二人の娘ももうけていたりします。画家仲間では誰も気づかず、いわゆる二重生活を送っていました。そして父親の死後は、彼が以前絵を描きに通っていたマーゲイトという海辺の町の定宿の経営者、未亡人のソフィア・ブースと懇ろになります。結局、彼女がターナーの最後を看取ることになりますが、ターナーは彼女との仲を公にはしていません。71歳の時にはチェルシー地区に借りた小さな家で彼女と暮らし始めましたが、まわりの人々には彼女の名を借りて「ブース提督」と名乗り、高名な画家であることは誰にも明かしていません。彼の絵画同様、たいへん謎の多い人生を送りました。

また、非常に美化された24歳の時の自画像からターナーは美男子だと思っている方も多いようです(私もその一人でした)が、実際のターナーは極端な鷲鼻で風采のあがらない小男。けちで我が強く粗野な振る舞いが多かったようです。かと思えば、気前がよく社交的と評する人もいました。なかなか複雑な性格だったようですね。

一方、コンスタブルは裕福な農家兼製粉業者の家に生まれました。こちらは美男子。
女性観も明快。マリア・ピックネルという女性を一途に愛し、マリアが41歳という若さでなくなるまで12年間の結婚生活で7人の子供に恵まれました。彼はまた子煩悩でマリアの亡くなったあともひたむきに家族を愛し続けました。
セアラ・ダンビーとの間にもうけた二人の娘の結婚式にも出席しなかったターナーとは家族観もまったく違います。

また、ターナーがインスピレーションを喚起する風景を求めてイギリス国内から海外まで旅に明け暮れたのに対し、コンスタブルは生涯イギリスを出ることなく、愛する故郷とその近郊およびロンドンの風景を描き続けました。エネルギッシュに忙しない人生を送ったターナーとあくまでも穏やかで落ち着いた生活を愛したコンスタブルと言ったところでしょうか。

こんなにも対照的なターナーとコンスタブルですが、ふたりの絵画の違いはどこにあるのでしょうか?私は、ターナーは見えるものの先にある見えないものを描くことに一生を捧げた画家、コンスタブルは見えるものを愛して、それを描ききろうとした画家だと思います。

次回は皆さんとのその辺りの議論を大いに楽しみにしています。

追伸:次回の幕間では、参加者のMさんからのリクエストにお答えして、イギリスの「遅れてきたカラヴァッジョ派」ライト・オブ・ダービーをご紹介します。ライトはターナーより半世紀ほど前の画家ですが、Mさんが驚かれたようにその描写力には目をみはるものがあります。

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ジョン・コンスタブル
(ラムゼイ・ライナグル作、1799年頃)


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コンスタブル 干し草車  1821年

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ターナー  日の出、入江のほとりの城  1840-45年

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ライト・オブ・ダービー  空気ポンプの実験  1768年
   

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力を養うための講座
  です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか
  どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」の
寺子屋スタイルで学びます。お気軽にご参加ください。

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講師:  中尾陽一
日程 : 2017年 7月23日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    (東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分)
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお
申込みください。
  e-mail: yoyoa@mac.com phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

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# by redoutehugos | 2017-07-01 11:08 | アートの楽しみ | Comments(0)

ウーラちゃんの好きな場所 (ter)

ボンジュール!
こんにちは。

手だけはお行儀のいいウーラちゃんです。

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# by redoutehugos | 2017-06-17 17:00 | 猫ねこ生活 | Comments(0)