ボンジュール!
こんにちは。 今日はジョゼフィーヌのお話の続きです。 ナポレオン皇妃として有名なジョゼフィーヌですが、バラの世界 では「近代バラの母」と呼ばれるほどに重要な人です。 自然に恵まれた西インド諸島マルティニック島出身の彼女は 自然を愛し、パリ郊外にある自らの居城マルメゾンに世界中の植物を集めました。 中でも彼女のバラへの愛情は強く、マルメゾン城には全世界から集められた 250種以上のバラが咲き誇っていました。彼女は特権を使ってバラを集めた だけではなく、植物学者や育種家を激励しバラの人工交配も進めました。 彼女が「近代バラの母」と呼ばれる由縁です。 (マルメゾン城の庭園については弊社海外特派員の「羊さん」の ブログ「フランスの庭から」もご覧下さい。→ ジョゼフィーヌのバラ園) ジョゼフィーヌが世界中から集めたバラの園。 どんなバラが咲いていたんでしょう? 想像しただけでも夢が膨らみますね。 そこで登場するのが、当時「花のラファエロ」と称賛されていた天才 植物画家ピエール=ジョゼフ・ルドウーテです。 ルドゥーテはジョゼフィーヌの特別な庇護のもとにマルメゾンに咲くバラを 描きためていきました。 ナポレオンとの離婚により悲嘆にくれた毎日を送っていたジョゼフィーヌ。 ジョゼフィーヌの友人として遇されるまでになったルドゥーテは、 彼女を慰めるために描きためたバラの絵の出版を思い立ちました。 残念なことにジョゼフィーヌは《バラ図譜》(レ・ローズ:Les Roses)の 出版を待たずになくなってしまいますが、ルドゥーテは彼女の死後、 169種のバラを網羅した豪華な《バラ図譜》の出版に成功します。 ルドゥーテの《バラ図譜》のおかげで、わたしたちはマルメゾン城に咲いて いたバラを目のあたりにすることができるのです。 ジョゼフィーヌとルドゥーテに大感謝ですね! バラ図譜のバラの絵は《ルドゥーテのバラの庭》のHPでご覧になれます。 → バラ図譜 ところで、今日のウーラちゃんは? 昨日から気になっているアーコールのスタッキングチェアの下にいます。 両手をそろえてお行儀がいいですね! ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
by redoutehugos
| 2015-09-15 14:52
| アートライフ
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