ボンジュール! こんにちは。 巨匠のバラの絵シリーズ。 今日はアルマ=タデマの《ヘリオガバルスのバラ》です。 アルマ=タデマの作品は今週日曜日まで渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム で開催中の「英国の夢 ラファエル前派展」に何点か出展されています。 ここでご紹介する《ヘリオガバルスのバラ》は出ていませんが、小品ながら (本当に小さいですよぉ〜! 24 x 33 cm)彼の作品の魅力をあますところなく伝える 裸婦像《テピダリウム》は必見です。 (毛皮に寝そべる裸婦像ですが、裸婦と毛皮の表現の対比が見事です) ローレンス・アルマ=タデマ (1836 - 1912年) 《ヘリオガバルスのバラ》 油彩/カンヴァス 132.1 x 213.9 cm 1888年 ヘリオガバルスは奇行でしられる第23代ローマ皇帝です。 ある宴会では開閉式の天蓋に大量のバラの花びらを隠しておき、宴もたけなわ になったときにその花を落下させ、多くの客を窒息死させたという逸話が残って います。 一見、美しいバラの花びらに埋もれその甘い香りに酔いしれているように見える 人々が、実は突然の花びらの襲撃に窒息し、死に旅立ちつつあるという地獄絵。 快楽や美と残虐や死とは紙一重ということの隠喩かも知れません。 アルマ=タデマとは変わった名前ですが、彼はオランダからイギリスに帰化した 人なんですね。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
by redoutehugos
| 2016-03-04 17:27
| アートの楽しみ
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