ボンジュール!
こんにちは。 昨日は、上野の東京都美術館で今日から始まった《生誕300年記念 若沖展 》の内覧会に 行ってきました。 ずばり、「素晴らしい!」のひと言に尽きる展覧会です。驚きの展覧会です! なにしろ、若沖の最高傑作の誉れが高く、彼がもともと京都の相国寺に寄進したものの、今では はなればなれになっている《釈迦三尊像》3枚と《動植綵絵》30枚が一堂に会した大展示室がある 展覧会なんですよ! 1点1点どれもが若沖の傑作の《動植綵絵》30枚が一挙に展示された様子はまさに圧巻! 釈迦三尊をとりまく、さまざまな動物や植物たちが目にも鮮やかな色彩で絢爛豪華に描かれた世界 は極楽が現出したとしか思えないほどです。 若沖がやりたかったことは「これだったのか!」と心の底から納得しました。 生誕何年とか没後何年とかの枕言葉は大きな展覧会につきものですが、この「若沖展」には 生誕300年という冠が本当にふさわしいと思いました。 《釈迦三尊像》と《動植綵絵》を寄進された相国寺では、最も重要な年中行事のひとつ 「観音懺法」の折に若沖の遺志にならって、これらの絵を飾ってきましたが、 明治22年に《動植綵絵》が皇室に献納されて以来、相国寺と宮内庁三の丸尚蔵館とに 別々に保存されることになり、両方の作品が一堂に会する機会が消滅しました。 しかし、その後120年を経た2008年に相国寺開基、足利義満の没後600年を記念して相国寺 の承天閣美術館で開かれた《若沖展》で《釈迦三尊像》と《動植綵絵》は一度だけ再会をはた しています。 ということは、今回の展覧会はこの120年間で2度目の再会です。一度目は相国寺でしたから、 東京ではまったく初めてのことになります。 この展覧会の紹介文に「《釈迦三尊像》3幅と《動植綵絵》30幅が東京で一堂に会するのは 初めてです」とあるのはそういうことですね。 私事ですが、この2008年の相国寺の展覧会を不覚にも見逃して以来、このような僥倖は もう一生ないだろうとあきらめていましたが、それがあったのです! これを僥倖と言わずしてなんというのでしょう・・・ この展覧会の開催期間は5月24日までの約1ヶ月間と短いので、うっかりすると見逃して しまうかも知れません。お気をつけください! ![]() ![]() ![]() ![]() ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
by redoutehugos
| 2016-04-22 18:06
| アートの楽しみ
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