ボンジュール!
こんにちは。 菊地理さんが元祖イッキ描きの画家として高く評価するドーミエ(1808-1879)の 諷刺画(1864年、シャリヴァリ紙に掲載)です。 彼は印象派の敵役三巨匠のブグロー(1825ー1905)、ジェローム(1824- 1906)、カバネル(1823-1889)と同時代を生きた画家(少し年長)ですが、 さすがに炯眼、サロンの裸体画に食傷している一般大衆の気持ちを諷刺画で 辛辣に表現しています。 サロンを訪れた二人のご婦人のひとりがうんざりした様子でつぶやいています。 《今年もまたヴィーナス・・・相も変わらずヴィーナスばかり・・・ まるで生身の女性の裸もこんな風だと言わんばかりじゃない!》 いつの世も変わらぬ男性の趣味とはいえ、フランス第二帝政下の紳士たちは 裸体画がそうとうお好みだったようですね! ********************************************************************************* 《絵画鑑賞はじめて講座》 テーマ:《印象派(その1)》 サロン(salon)はフランス語で応接間のことですが、サロン絵画といっても応接間にかけるような絵画という意味ではありません。この場合のサロンはルーヴル宮殿のサロン・カレ(Salon Caré 方形の間)をさします。サロン絵画とはここで開催されたアカデミー派の展覧会で主流をなしていた絵画の意味です。印象派の理解のためにはまず、当時評判の高かった、というよりは絶対的権威だったサロン絵画とはどんな絵だったのかを良く知るところから始めたいと思います。 はじめて講座: 毎月第2土曜日 プロトマニアのHPへは→こちらから
by redoutehugos
| 2018-04-02 12:34
| アートの楽しみ
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