美しすぎるサロン絵画(6)  ウィリアム・ブグロー(3)

ボンジュール!
こんにちは。

今をさること50年近く前に、神奈川県立美術館の《ボルドー美術館名作展》で見たブグローの実物《バッカイ》、その巧さと迫力は尋常ならざるものがありましたが、そのあたりの感動については私の畏友(先輩ですが)、イッキ描きの画家・菊地理氏のブログの文章がお薦めです。→ こちらからどうぞ

フランス絵画史上でも巧さだけなら(「だけ」と言っても、この巧さが大変です)超トップクラスのブグロー(もしかしたら一番うまいかも・・・)ですが、印象派の擡頭とともに評価が凋落し、やがて忘れ去られた存在になってしまいます。こんなに絵がうまくて、完成作だけでも900点近くを残しているブグローでもそんなことになってしまうのです。世の中、厳しいですね。

それでもさすがにこれだけの作品を描き、残した画家です。没後80年近くたった1984年にパリのプティ・パレ美術館で開催された回顧展をきっかけに、ブグローの再評価が進み、一般への認知度も上昇しています。

この《アモルとプシュケー》も美しいと言えばほんとに美しい絵ですが、ほとんど赤ん坊のような男の子が女の子の頬にキスしている・・・おまけに両方とも背中に羽がはえている・・・変な絵と思えば相当変な絵ですよね。

古代神話のアモールとプシュケのテーマは通常若い男女の姿で描かれます。
でも、アモル(クピド)が愛の矢を射るキューピッドとして描かれるときは子供の姿で描かれることが多いのです。一般にはアモルは羽の生えた子供として知られているので、ブグローはその姿に合わせてプシュケーも子供に描いたんでしょうね。
もっとも、ブグローは大人の男女としてのアモルとプシュケーのバージョンも何枚も描いています。
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ブグロー 《アモルとプシュケー、子供たち》 1890年


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ブグロー 《プシュケーの恍惚》  1893年頃


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by redoutehugos | 2019-01-10 18:45 | アートの楽しみ
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