第50回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》 モディリアーニと妻ジャンヌ

ボンジュール!
こんにちは。

6月24日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。

第50回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
モディリアーニと妻ジャンヌ

前回のルドンの様子が、プロトマニアのHPで楽しく紹介されています。
よろしければご覧ください。→ こちらから

さて、次回はモディリアーニです。
先日、ニューヨークのサザビーズで彼の裸婦の大作が172億円で落札されたことはみなさんの記憶にも新しいことと思います。

モディリアーニの絵はオークションでの高額落札の常連です。高額で取引されるということで贋作の問題も頻繁に起こります。昨年イタリアのジェノヴァで開催されたモディリアーニの展覧会が20点以上の贋作が含まれているとの指摘を受け、会期終了前に中止になるという前代未聞の事件も起きました。

没後100年近く経った今も話題にこと欠かないモディリアーニですが、生前の彼も様々な伝説にかこまれています。伝説の基本は美男子で数々の女性と浮き名を流し、酒と薬に溺れ健康をくずし、極貧の生活の中で35歳という若さで亡くなったというものです。これらの話はたぶんに誇張され、例えば「薬に溺れ」などは根拠がありません。しかし、もっとも悲劇的なのは、彼の死の2日後に、身重の妻ジャンヌが2歳の幼い女の子を残して、窓から飛び降り自殺をしてしまったことです。ジャンヌはわずか21歳でした。

ジャンヌはこの悲劇の主人公としてのみ人々の記憶に残ってきましたが、実は彼女自身も若き才能ある画家でした。彼女が残した作品からは、彼女がもっと長く生きていたら、きっと優れた画家になっていたはずだと確信させるものがあります。

私は2007年に東京のBunkamura ザ・ミュージアムほかで開催された《モディリアーニと妻ジャンヌの物語展》に企画協力させていただく機会を得ました。この展覧会では、それまでほとんど紹介されることがなかったジャンヌの作品70点ほどが展示されました。展覧会の準備過程でジャンヌの作品に接するにつれ、モディリアーニとジャンヌの関係についてそれまで私が持っていた、「奔放な芸術家に翻弄された純真な若い画学生」という先入観は消え、独立した二人の芸術家の交感というものが見えてきたのです。

次回は、様々なエピソードを交えながら、モディリアーニの芸術の核心にアプローチするとともに、妻ジャンヌの作品の鑑賞にもトライしたいと思います。

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モディリアーニ 《大きな帽子を被ったジャンヌ・エビュテルヌ》

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16歳のジャンヌ
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ジャンヌ・エビュテルヌ 《自画像》

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ジャンヌ・エビュテルヌ 《中庭》

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ジャンヌ・エビュテルヌ 《ヴェールの女》

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ジャンヌ・エビュテルヌ 
《モディリアーニとジャンヌ・エビュテルヌ、ニースにて》

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、
そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、お気軽にご参加ください。
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講師:  中尾陽一
日程 :  2018年 6月24日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。

  e-mail: yoyoa@mac.com
  phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送らせていただきます。
※プロトマニアから返信メールが届かない場合は、大変恐れ入りますがお電話でお問合せください。

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株式会社ウーゴズ
〒223-0051
横浜市港北区箕輪町2-5-25-601
tel: 045-563-8841
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# by redoutehugos | 2018-06-03 12:32 | アートの楽しみ

イッキ描きの画家・菊地理氏のブログと作品から探る絵を見るポイント(1)

ボンジュール!

こんにちは。


敬愛するイッキ描きの画家・菊地理画伯の作品とブログをご紹介しつつ、

絵を見るポイントを探求してみたいと思います。

イッキ描きの画家・菊地理画伯、作品のご紹介。

とにかく描く。描いて描いて描きまくる!そこから生まれる何かがきっとあるはず!その信念のもとに画歴50年で50000枚の絵を描いてきたという菊地画伯。

独特の絵画論に満ちたイッキ描きブログと、ここ20年の油彩から珠玉の作品をご紹介していきます。


まずは作品集「躍動」の表紙。

《フーガ》 F4号 33.3 x 24.2 cm


☆躍動する裸婦の生命感がすばらしいですね!

作品紹介

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さて、菊地画伯のイッキ描きブログによれば、絵画を見るときの4つのポイントは、

「密度、透明性、踏み込み、筆の愛着」とのことです。


イッキ描きブログ


この4つの要素を瞬時に感じ、その程度を判断できるようになれれば絵がわかるということ

なんですが、「踏み込み、筆の愛着」を感じ取るのははなかなか難しそうですね。

でも、漫然と眺めるのではなく、この4つの要素を念頭にこの絵は密度は合格だけど

透明性はちょっと、画家としては踏み込んだ表現のつもりなんだけど伝わらないな、

筆への愛着はあまりないちょっと雑な表現かな・・・などと自問自答しながら絵を

見るのも楽しいかもしれませんね。






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# by redoutehugos | 2018-06-01 12:09 | アートの楽しみ

第49回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》 オディロン・ルドン −夢と神秘の世界へ− のご案内です。

ボンジュール!
こんにちは。

5月27日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です

第49回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
      オディロン・ルドン −夢と神秘の世界へ−

次回はフランス象徴主義の画家オディロン・ルドンをとりあげます。
現在、三菱一号館美術館で《ルドン—秘密の花園》展が開催中(5月20日まで)ですので、彼の作品をご覧になった方も多いのではないかと思います。

私も以前、ルドン展の開催にたずさわったことがあります。2001年に開催された《オディロン・ルドン展》です。この時のサブ・タイトルが「夢と神秘の世界へ」でした。「秘密の花園」とか「夢と神秘の世界」とかなんだか謎めいていますね!ルドンは謎の画家なんでしょうか?

ところで、ルドンは1840年にフランスのボルドーで生まれました。印象派の巨匠モネもこの年に生まれています。実はルドン、印象派とまったく同世代の画家なんですね! ただし、作風は180度違います。

印象派と言えば明るい色彩が特徴ですが、ルドンは50才を過ぎるまで色を使わずに、木炭などで闇に蠢く不思議な生物などを白黒で描いていました。50才を過ぎたあたりから今度は一転して華麗な色彩で花や人物を描くようになりますが、その色彩は印象派の色とは違います。

印象派とルドンの色の違い、次回はそのあたりからみなさんをルドンの世界にご案内したいと思います。

追伸:
生まれてすぐ里子にだされたルドンはボルドー近郊の地ペイルルバードで寂しい幼年時代を過ごしました。そのペイ65回フランス・ペイルルバードへ ルドン発見の旅》で詳しく紹介されています。

以前この講座の常連で、現在パリ在住の庭園文化研究家・遠藤浩子さんが取材協力したとのことですが、大変興味深い内容となっています。

ペイルルバードは、しばしばルドンの『不思議な絵の源泉になった《荒地》』というように紹介されます。でも実際のところ『荒地』ってどんな感じだったのかしら・・・そんな疑問にしっかり答えてくれる内容です。
ぜひご覧下さい。→こちらから


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不思議な花  1880年


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ヴィオレット・エイマンの肖像 1910年


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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、
そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、お気軽にご参加ください。
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講師:  中尾陽一
日程 :  2018年 5月27日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。

  e-mail: yoyoa@mac.com
  phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送らせていただきます。
※プロトマニアから返信メールが届かない場合は、大変恐れ入りますがお電話でお問合せください。

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# by redoutehugos | 2018-05-17 17:02 | アートの楽しみ

第48回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》レオナルド・ダ・ヴィンチ(その2)

ボンジュール!
こんにちは。

4月22日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。
第48回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》レオナルド・ダ・ヴィンチ(その2)

初夏のような毎日ですが、いかがお過ごしですか?
新年度にはいり、この講座も次回からは『絵画鑑賞入門講座』あらため『絵画観賞白熱講座』となります。
今まで以上に楽しく、おもしろく、ためになるユニークな講座を目指します。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、前回のレオナルド・ダ・ヴィンチ(その1)の様子が、プロトマニアのHPで楽しく紹介されています。

前回意外だったのは参加者の皆さんにとって、ダ・ヴィンチは画家というよりは科学者、思想家としてのイメージの方が強いかもということでした。ちなみに、長老のS氏が教えてくれた若桑みどり先生の言にしたがえば、「ダ・ヴィンチでは《ヴィンチ村の》というだけで人の名前ではない、レオナルドと呼ばないとダメ!」とのことです。ごもっともですね、われわれもこれから親しみを込めてレオナルドと呼ぶことにしましょう!

それにしても、K氏やS氏に教えられたダ・ヴィンチの考案したヘリコプターの図案がANAの社章になっているという事実は不覚にも知りませんでした。そしてまた《モナ・リザ》が百貨店の包装紙になっていたことがあるなんて・・・・
やっぱり《万能の天才》レオナルドはいろんなところに顔を出してきますね!

ところで、次回はルーヴルとロンドン・ナショナル・ギャラリーにある2つの《岩窟の聖母》の比較を中心に話をすすめたいと思います。そしてルーヴルにある《聖アンナと聖母子》とこれまたロンドン・ナショナル・ギャラリーにある《聖アンナと聖母子のカルトン》の比較もやってみたいと思います。

そして、やっぱり《ダ・ヴィンチ・コード》も肴にしたい。となると、《最後の晩餐》にも触れない訳にはいかなくなるし・・・ま、行けるところまで、行きましょう!

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、
そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、お気軽にご参加ください。
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講師:  中尾陽一
日程 :  2018年 4月22日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。

  e-mail: yoyoa@mac.com
  phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

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# by redoutehugos | 2018-04-04 19:24 | アートの楽しみ

ヴィーナス、ヴィーナス、ヴィーナスばかり!

ボンジュール!
こんにちは。

菊地理さんが元祖イッキ描きの画家として高く評価するドーミエ(1808-1879)の
諷刺画(1864年、シャリヴァリ紙に掲載)です。

彼は印象派の敵役三巨匠のブグロー(1825ー1905)、ジェローム(1824-
1906)、カバネル(1823-1889)と同時代を生きた画家(少し年長)ですが、
さすがに炯眼、サロンの裸体画に食傷している一般大衆の気持ちを諷刺画で
辛辣に表現しています。

サロンを訪れた二人のご婦人のひとりがうんざりした様子でつぶやいています。
《今年もまたヴィーナス・・・相も変わらずヴィーナスばかり・・・
まるで生身の女性の裸もこんな風だと言わんばかりじゃない!》

いつの世も変わらぬ男性の趣味とはいえ、フランス第二帝政下の紳士たちは
裸体画がそうとうお好みだったようですね!

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これまで誰も教えてくれなかった絵画鑑賞講座
この春から新規講座が始まります!

《絵画鑑賞はじめて講座》

テーマ:《印象派(その1)》 
     美し過ぎるサロン絵画vs印象派

サロン(salon)はフランス語で応接間のことですが、サロン絵画といっても応接間にかけるような絵画という意味ではありません。この場合のサロンはルーヴル宮殿のサロン・カレ(Salon Caré 方形の間)をさします。サロン絵画とはここで開催されたアカデミー派の展覧会で主流をなしていた絵画の意味です。印象派の理解のためにはまず、当時評判の高かった、というよりは絶対的権威だったサロン絵画とはどんな絵だったのかを良く知るところから始めたいと思います。

はじめて講座: 毎月第2土曜日  
13:00〜15:30  参加費:4000円
はじめて講座(bis):毎月第2火曜日  
10:30〜12:00  参加費:3500円
4月14日(土)  はじめて講座
4月10日(火) はじめて講座(bis):
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場所 : プロトマニア 
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5  市田ビル6F
予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込み 
         ください。
    e-mail: yoyoa@mac.com
    phone: 090-2469-4450(荒川陽子)
※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送ら
せていただきます。

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# by redoutehugos | 2018-04-02 12:34 | アートの楽しみ