今日もボンソワール!(Bonsoir こんばんは!)な時間になりました。
ウーゴズの礼拝所(?)横にはなぜかフランスのアンティーク・アイアンが 立てかけてあります。 クマさんはちょっとルドゥーテの《バラのリース》の複製画を掛けてみました。 なかなかいい雰囲気になりました。 リースは途切れなく循環する「永遠」の象徴。 バラは「愛と美」の女神ヴィーナスの聖花。 バラのリースは「人生の素晴らしさ」を表しています。 バラの輪の中に書かれたギリシアの抒情詩人アナクレオン のバラ賛歌の文字がとても可愛らしいですね。 愛に溢れた人生の門出、結婚のお祝い、新しい生活を始める引越のお祝い、 そして家族の永遠の幸せを願ってリビングに飾るのにもぴったり。 幸せな気分にさせてくれる絵ですね。 ![]() ![]() ![]() ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ■
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by redoutehugos
| 2015-08-24 20:28
| ルドゥーテの魅力とお知らせ
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《ルドゥーテのバラの庭》からこんにちは! Bonjour du Jardin des roses de Redouté! ボンジュール! ジュ・マペル・クマ 昨日のロサ・ケンティフォリアに続いて、今日はロサ・ケンティフォリア・ ブラータについてお話します。 この絵では画面左側がボリューム感のあるたくさんの葉で占められているので、 ラテン語名とフランス語名が縦に並んでいます。 ラテン語名:Rosa centifolia Bullata フランス語名:Rosier à feuilles de Laitue (ロジエ・ア・サン・フォイユ・ド・レテュ) レテュはレタス。フォイユは葉。 《レタス葉のバラ》ですね。 一方、ロサ・ケンティフォリアは英語ではキャベッジ・ローズとも言われます。 《キャベツ・バラ》ですね。 ということは、ロサ・ケンティフォリア・ブラータは キャベツ(花)・バラ+レタス(葉)・バラ 100(たくさん)の花びらがキャベツのように幾重にも重なって丸くなり、 葉もレタスのように丸くこんもりしているというバラなんですね。 花も葉もボリューム感たっぷり。 ビロードのような艶やかなドレスをまとった女性美を連想させますね。 画:P.J.ルドゥーテ 刷り:レモン 彫版:ラングロワ 昨日のロサ・ケンティフォリアは彫版師がクゥータンでしたがこのブラータ の方はラングロワですね。刷りは同じレモンです。 それもそのはず、『バラ図譜』の作品はすべてレモンの工房で刷られました。 彫版には10人ほどの彫版師がかかわっています。 ■
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by redoutehugos
| 2015-08-17 20:09
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《ルドゥーテのバラの庭》からこんにちは! Bonjour du Jardin des roses de Redouté! ボンジュール! 今日はルドゥーテの『バラ図譜』の各絵柄の下の方で気がつけば 意外に存在感のある飾り文字についてご説明します。 ちなみに『バラ図譜』の扉絵を飾る『バラのリース』の輪の中の文字はギリシアの詩人アナクレイオンのバラ賛歌の一節でしたね。 では『バラのリース』に続く、 『バラ図譜』の最初の作品『ロサ・ケンティフォリア』(下図) を例に見ていきましょう。 向かって左側とげとげの茎のすぐ横に見えるRが大きな文字が このバラのラテン語名(学名) Rosa centifolia ロサ・ケンティフォリア 右側がRosier à cent feuilles (ロジエ・ア・サン・フォイユ) これは当時のこのバラのフランス語名(俗名)です。 Rosierはバラ(の木) cent(サン)は100 feuillesは通常は「葉」を意味しますがこの場合は花びらのようですね。 直訳すると「100枚の花びらを持つバラ」 画面左下の小さな文字は P. J. Redouté pinx pinxというのはラテン語のpinxitの縮約形で『描いた』と言う意味です。 真ん中下の文字は imprimerie de Rémond imprimerie はフランス語で印刷あるいは「刷ったもの」ですね。 Rémondは人名で読みはレモン。 そして右下は Couten Sculp. Coutenは人名で読みはクゥタン。SculpはSculpture(彫刻、彫版)の略。 以上を日本語にするとこんな感じになります。 (ラテン語名)ロサ・ケンティフォリア (フランス語名)ロジエ・ア・サン・フォイユ 画:P. J. ルドゥーテ、 刷り:レモン 彫版:クゥタン ちなみに、フランス語のrose(読みはローズ)はバラ(の花)でRosier(ロジエ)は バラ(の木)です。 ■
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by redoutehugos
| 2015-08-16 18:53
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《ルドゥーテのバラの庭》からこんにちは! Bonjour du Jardin des roses de Redouté! フォリオ判とかオクタヴォ判って? 今日はルドゥーテの『バラ図譜』についての話題です。 ルドゥーテの『バラ図譜』についてよく出てくる言葉にフォリオ判とかオクタヴォ判と言う言葉があります。 なんだか紛らわしい気がしますが、どんな意味なんでしょう・・・ ルドゥーテの「バラ図譜 』には2種類の大きさがあります。大きいのがフォリオ判、小さいのがオクタヴォ判です。 通常、美術館などの展覧会で展示されているのは大型のフォリオ判です。 フォリオ判は全紙サイズの紙を二つに折った大きさ(折数は1回)、オクタヴォ判は全紙を八つに折った(折数は3回)大きさのものです。 『バラ図譜』は最初大型のフォリオ版で出版され高評価を得ましたが、値段が高く王侯貴族しか購入できませんでした。そこで、ルドゥーテはより手軽に購入できる小型のオクタヴォ判を出版したのです。オクタヴォ判は好評を博し1824年、1828-30年、1835年の少なくとも3回出版されました。 しかし、オクタヴォ判の2版、3版は『バラ図譜』の最大の特長であるスティップル・エングレーヴィング(点刻彫版法)による繊細な「点の集積」による表現が省略されており、美的価値はかなり劣ると言われています。 ところで、オクタヴォ判はフォリオ判をそのまま縮小したものというわけではありません。ルドゥーテは小さい画面に応じて微妙に構図を変えたり、蕾や葉の数を減らしたりと様々な工夫を凝らしています。 違いの最も顕著な例は、黄色のバラ「ロサ・スルフレア」です。 フォリオ判ではバラの花が左向きなのに対してオクタヴォ判では右向きです。 一瞬、「逆版?」かと思ってしまいますね。 ![]() 小さいオクタヴォ判 大きいフォリオ判 ■
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by redoutehugos
| 2015-08-15 18:22
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