カテゴリ:アートの楽しみ( 91 )

第55回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》  ムンクと『叫び』

11月のプロトマニアでの講座はビルのエレベータ工事のためお休みします。
よろしければ東京竹橋の毎日文化センターでの1日講座にご参加ください。
(これまで講座でやってきたエッセンスを体験していただけますよ)

あと、12月の講座はいつもの九段下ではなくて、麻布十番での開催となります。
ご注意ください。

前置きが長くなりましたが、次回のご案内です。
第55回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》          
ムンクと《叫び》

第54回《フランス・ハルスとオランダ絵画》の様子は、
参加者Kさんの川村記念美術館での「マーク・ロスコ」体験の発表もありましたよ!


次回は現在、東京都美術館で開催中の展覧会が話題となっているムンクをとりあげます。
ムンクと言えば誰でもすぐに思い浮かべるのが『叫び』ですね!
モナ・リザと並んで世界でも最も知られている絵画のひとつです!
確かにあの口をまるく開けて両手を耳でおおっている人の姿は、一度見たら忘れられないインパクトですね。
ところで、あの《叫び》は版画を除いても4枚あることをご存知でしたか?
そしてそのうちの2枚は盗難にあったことがあります。
それもオスロ国立美術館とオスロ市立ムンク美術館から・・・あんなに有名な絵なのだからセキュリティは
万全なはずなのに、よく盗まれるなあと思いますが、モナ・リザも盗難に遭っていますから、有名税のようなものかも知れませんね。

それはさておき、ムンクの代表作が《叫び》であることに間違いはないのですが、これが意外に問題です。
《叫び》があまりに有名すぎて、一般にはムンク=《叫び》の画家で話が終わって、80歳まで生きた長い画業の中でムンクが到達した様々な絵画上の展開に目が向かいないという傾向があります。
そんな状況に一石を投じるということで、私が長い間協力関係にあったパリのピナコテーク美術館では、2010年に《エドヴァルド・ムンクあるいはアンチ『叫び』》というあえて『叫び』を展示しないムンクの展覧会が開催されたこともあります。

次回の講座では、4点ある『叫び』の比較鑑賞から始めて、その後ムンク芸術の多様性に迫りたいと思います。


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《叫び》 1910年? 85.5x66.0cm
今回の展覧会に出展されている《叫び》

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生命のダンス 1925年


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星月夜  1922-24年

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パリ、ピナコテーク美術館で開催された
《ムンクあるいはアンチ『叫び』》展の分厚いカタログ


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株式会社ウーゴズ
〒223-0051 横浜市港北区箕輪町2-5-25-601
tel: 045-563-8841 mobile: 090-8303-6131
info@hugosalchemy.com
中尾陽一
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by redoutehugos | 2018-11-14 18:02 | アートの楽しみ

上野の《フェルメール展》で思わぬ拾い物!

ボンジュール!
こんにちは。

先週は上野のフェルメール展に行ってきました!
日時指定のチケットでも日中では結構並ぶよ!という知人からの情報があったので、5:30まで西洋美術館のルーベンス展と常設展をたっぷり見てから行ったら、全然並ばずに入館できました!

その後も入館者がどっと増えるでもなく、フェルメールの作品8点が並ぶフェルメール・ルームではしっかりとフェルメールを比較鑑賞することができて大満足。上野はひけが早いというのは本当ですね!これからフェルメール展に行く方は夜が狙い目ですよ〜!

ところで、フェルメール展での「思わぬ拾い物」とは、展覧会場で最初に目に飛び込んできたかなり大きな男女の肖像画2点です。達者な筆使いだなあ!と思ったら、なんと今週日曜日のプロトマニア第54回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》でメインでとりあげるフランスハルスの作品ではありませんか!いやあ、こんなところで(?)フランス・ハルスにお目にかかれるなんてラッキーでした。もちろんフランス・ハルスの代表作という訳ではありませんが、彼の筆触の巧みさを味わうには充分のレベルの作品でした。

それにしても、オランダ・フランドル絵画の東の正横綱がルーベンス、西の正横綱がレンブラントだとするとハルスは東の大関くらいは張れる力量、格の画家なのに、フェルメールの露払いにいるとは想像できませんでしたね。ではフェルメールはどうか・・・うーん、人気と観客動員力は別として(そして個々の作品も確かにいいけど)、作品の大きさ、量など画家としての格を考えると西の大関か東の関脇かな・・・

それはさておき、そのほかにもホントホルストとかテル・ブリュッヘンといったオランダのカラヴァジェスキの絵とか、フェルメールと良く似た主題の絵なんだけど光りの処理がまったく違うハブリエル・メツーの作品なんかもあって大いに楽しめる展覧会でした。


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フランス・ハルス 《ルカス・デ・クレルクの肖像》
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フランス・ハルス 《フェインチェ・ファン・ステーキンステの肖像》
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ハブリエル・メツー  《手紙を書く男》
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ハブリエル・メツー 《手紙を読む女》
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ヘラルト・ダウ  《本を読む老女》


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by redoutehugos | 2018-10-22 15:15 | アートの楽しみ

1日講座 五感で楽しむ『絵画鑑賞入門』〜誰も教えてくれなかった鑑賞法〜

☆☆☆1日講座《五感で楽しむ『絵画鑑賞入門』》のご案内です!

東京九段下の《都会の寺子屋プロトマニア》で毎月1回開催してきた《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞講座』》も早いもので、次回10月28日(日)の『フランス・ハルスとオランダ絵画』で54回目となります!毎月1回の開催ですから、もうすぐまるまる5年になります!
この調子で行けばは記念すべき100回達成も夢ではなさそうです。

これまで通算すると本当にたくさんの方々にご参加いただいてきましたが、それでもやはり日程の都合で参加できない方もたくさんおられました。

そこで今秋からはより多くの方にアートを楽しんでいただけるよう、プロトマニア以外でも1日講座や定期講座を開催する予定です。まず、第1弾は竹橋の毎日新聞社1階にある毎日文化センターでの1日公開講座です。

 五感で楽しむ『絵画鑑賞入門』
 11月24日(土) 13:30〜16:00
 
《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞講座』》のエッセンスを楽しく体験しようという講座です。これまでプロトマニアでの講座にスケジュール的に参加できなかった方も何度か参加された方も、自由な雰囲気でアート鑑賞の楽しさを味わってみてください!

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by redoutehugos | 2018-10-15 17:15 | アートの楽しみ

第54回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》      フランス・ハルスとオランダ絵画

ボンジュール!
こんにちは。

10月28日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。

第54回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
     フランス・ハルスとオランダ絵画

第53回《レンブラント》の様子は、下記プロトマニアのHPからどうぞ。
参加者のみなさんの声も紹介されていますよ! → コチラからどうぞ

(ご案内)
17世紀オランダ黄金時代の絵画の巨匠と言えば、皆さんは誰を思い浮かべますか?
まずはレンブラント、次にフェルメールというのが鉄板でしょうか。
でも、もう一人忘れてはいけない巨匠がいます。フランス・ハルスです。

フランス・ハルスの作品はほとんどが肖像画です。レンブラントがモデル(自分自身を含めて)の「見えない」内面の心理を描いたとしたら、ハルスは目に「見える」モデルの一瞬の表情を素早いタッチで画面に定着させました。とにかく、この素早いタッチの巧さと正確さが卓越しています。まさに「絵描きの中の絵描き」ですね!

モネを評してセザンヌは「モネは目に過ぎない、しかし何と素晴らしい目だろう!」と言いましたが、この言葉はハルスの絵にもピタリと当てはまりそうです。

ところで、17世紀のオランダでは宗教画を禁じていた新教の国ということもあり、風景画、静物画、風俗画(生活情景画)など新しい絵画ジャンルが発展しました。次回はそれぞれのジャンルの代表作や、オランダ印象派と呼ばれる近代の画家たちの作品も鑑賞したいと思います。

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フランス・ハルス 《ジプシー娘 》
1628-1630年頃
☆俗の中に、人間の聖を感じさせる傑作!


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フランス・ハルス 《陽気な仲間たち》
1616年頃 
☆タイトル通りの人間讃歌。


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ロイスダール 《風車》 1670年
☆オランダといえばやっぱり風車ですね!

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ホッペマ  《ミッデルハルニスの並木道》1689年 
※美術の教科書の常連!(一点透視図法)

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ヤン・ダヴィス・ド・ヘーム 《食卓》1640年 
☆マティスが2回も模写していますよ!

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イサク・イスラエルス 《ロバ乗り》 
1890-1901年頃 オランダ印象派!

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく
 楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか
どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の
寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけ
でも、 お気軽にご参加ください。

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講師:  中尾陽一
日程 :  2018年 10月28日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア HPはこちらから
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。
  e-mail: yoyoa@mac.com
  phone: 090-2469-4450(荒川陽子)
※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送らせていただきます。
※プロトマニアから返信メールが届かない場合は、大変恐れ入りますがお電話でお問合せください。

※プロトマニアのHPからも簡単にお申し込みいただけます。
 
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株式会社ウーゴズ
〒223-0051 横浜市港北区箕輪町2-5-25-601
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中尾陽一

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by redoutehugos | 2018-10-10 17:23 | アートの楽しみ

第50回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》 モディリアーニと妻ジャンヌ

ボンジュール!
こんにちは。

6月24日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。

第50回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
モディリアーニと妻ジャンヌ

前回のルドンの様子が、プロトマニアのHPで楽しく紹介されています。
よろしければご覧ください。→ こちらから

さて、次回はモディリアーニです。
先日、ニューヨークのサザビーズで彼の裸婦の大作が172億円で落札されたことはみなさんの記憶にも新しいことと思います。

モディリアーニの絵はオークションでの高額落札の常連です。高額で取引されるということで贋作の問題も頻繁に起こります。昨年イタリアのジェノヴァで開催されたモディリアーニの展覧会が20点以上の贋作が含まれているとの指摘を受け、会期終了前に中止になるという前代未聞の事件も起きました。

没後100年近く経った今も話題にこと欠かないモディリアーニですが、生前の彼も様々な伝説にかこまれています。伝説の基本は美男子で数々の女性と浮き名を流し、酒と薬に溺れ健康をくずし、極貧の生活の中で35歳という若さで亡くなったというものです。これらの話はたぶんに誇張され、例えば「薬に溺れ」などは根拠がありません。しかし、もっとも悲劇的なのは、彼の死の2日後に、身重の妻ジャンヌが2歳の幼い女の子を残して、窓から飛び降り自殺をしてしまったことです。ジャンヌはわずか21歳でした。

ジャンヌはこの悲劇の主人公としてのみ人々の記憶に残ってきましたが、実は彼女自身も若き才能ある画家でした。彼女が残した作品からは、彼女がもっと長く生きていたら、きっと優れた画家になっていたはずだと確信させるものがあります。

私は2007年に東京のBunkamura ザ・ミュージアムほかで開催された《モディリアーニと妻ジャンヌの物語展》に企画協力させていただく機会を得ました。この展覧会では、それまでほとんど紹介されることがなかったジャンヌの作品70点ほどが展示されました。展覧会の準備過程でジャンヌの作品に接するにつれ、モディリアーニとジャンヌの関係についてそれまで私が持っていた、「奔放な芸術家に翻弄された純真な若い画学生」という先入観は消え、独立した二人の芸術家の交感というものが見えてきたのです。

次回は、様々なエピソードを交えながら、モディリアーニの芸術の核心にアプローチするとともに、妻ジャンヌの作品の鑑賞にもトライしたいと思います。

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モディリアーニ 《大きな帽子を被ったジャンヌ・エビュテルヌ》

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16歳のジャンヌ
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ジャンヌ・エビュテルヌ 《自画像》

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ジャンヌ・エビュテルヌ 《中庭》

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ジャンヌ・エビュテルヌ 《ヴェールの女》

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ジャンヌ・エビュテルヌ 
《モディリアーニとジャンヌ・エビュテルヌ、ニースにて》

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、
そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、お気軽にご参加ください。
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講師:  中尾陽一
日程 :  2018年 6月24日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。

  e-mail: yoyoa@mac.com
  phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送らせていただきます。
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by redoutehugos | 2018-06-03 12:32 | アートの楽しみ

イッキ描きの画家・菊地理氏のブログと作品から探る絵を見るポイント(1)

ボンジュール!

こんにちは。


敬愛するイッキ描きの画家・菊地理画伯の作品とブログをご紹介しつつ、

絵を見るポイントを探求してみたいと思います。

イッキ描きの画家・菊地理画伯、作品のご紹介。

とにかく描く。描いて描いて描きまくる!そこから生まれる何かがきっとあるはず!その信念のもとに画歴50年で50000枚の絵を描いてきたという菊地画伯。

独特の絵画論に満ちたイッキ描きブログと、ここ20年の油彩から珠玉の作品をご紹介していきます。


まずは作品集「躍動」の表紙。

《フーガ》 F4号 33.3 x 24.2 cm


☆躍動する裸婦の生命感がすばらしいですね!

作品紹介

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さて、菊地画伯のイッキ描きブログによれば、絵画を見るときの4つのポイントは、

「密度、透明性、踏み込み、筆の愛着」とのことです。


イッキ描きブログ


この4つの要素を瞬時に感じ、その程度を判断できるようになれれば絵がわかるということ

なんですが、「踏み込み、筆の愛着」を感じ取るのははなかなか難しそうですね。

でも、漫然と眺めるのではなく、この4つの要素を念頭にこの絵は密度は合格だけど

透明性はちょっと、画家としては踏み込んだ表現のつもりなんだけど伝わらないな、

筆への愛着はあまりないちょっと雑な表現かな・・・などと自問自答しながら絵を

見るのも楽しいかもしれませんね。






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by redoutehugos | 2018-06-01 12:09 | アートの楽しみ

第49回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》 オディロン・ルドン −夢と神秘の世界へ− のご案内です。

ボンジュール!
こんにちは。

5月27日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です

第49回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
      オディロン・ルドン −夢と神秘の世界へ−

次回はフランス象徴主義の画家オディロン・ルドンをとりあげます。
現在、三菱一号館美術館で《ルドン—秘密の花園》展が開催中(5月20日まで)ですので、彼の作品をご覧になった方も多いのではないかと思います。

私も以前、ルドン展の開催にたずさわったことがあります。2001年に開催された《オディロン・ルドン展》です。この時のサブ・タイトルが「夢と神秘の世界へ」でした。「秘密の花園」とか「夢と神秘の世界」とかなんだか謎めいていますね!ルドンは謎の画家なんでしょうか?

ところで、ルドンは1840年にフランスのボルドーで生まれました。印象派の巨匠モネもこの年に生まれています。実はルドン、印象派とまったく同世代の画家なんですね! ただし、作風は180度違います。

印象派と言えば明るい色彩が特徴ですが、ルドンは50才を過ぎるまで色を使わずに、木炭などで闇に蠢く不思議な生物などを白黒で描いていました。50才を過ぎたあたりから今度は一転して華麗な色彩で花や人物を描くようになりますが、その色彩は印象派の色とは違います。

印象派とルドンの色の違い、次回はそのあたりからみなさんをルドンの世界にご案内したいと思います。

追伸:
生まれてすぐ里子にだされたルドンはボルドー近郊の地ペイルルバードで寂しい幼年時代を過ごしました。そのペイ65回フランス・ペイルルバードへ ルドン発見の旅》で詳しく紹介されています。

以前この講座の常連で、現在パリ在住の庭園文化研究家・遠藤浩子さんが取材協力したとのことですが、大変興味深い内容となっています。

ペイルルバードは、しばしばルドンの『不思議な絵の源泉になった《荒地》』というように紹介されます。でも実際のところ『荒地』ってどんな感じだったのかしら・・・そんな疑問にしっかり答えてくれる内容です。
ぜひご覧下さい。→こちらから


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不思議な花  1880年


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ヴィオレット・エイマンの肖像 1910年


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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、
そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、お気軽にご参加ください。
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講師:  中尾陽一
日程 :  2018年 5月27日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
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予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。

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by redoutehugos | 2018-05-17 17:02 | アートの楽しみ

第48回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》レオナルド・ダ・ヴィンチ(その2)

ボンジュール!
こんにちは。

4月22日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。
第48回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》レオナルド・ダ・ヴィンチ(その2)

初夏のような毎日ですが、いかがお過ごしですか?
新年度にはいり、この講座も次回からは『絵画鑑賞入門講座』あらため『絵画観賞白熱講座』となります。
今まで以上に楽しく、おもしろく、ためになるユニークな講座を目指します。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、前回のレオナルド・ダ・ヴィンチ(その1)の様子が、プロトマニアのHPで楽しく紹介されています。

前回意外だったのは参加者の皆さんにとって、ダ・ヴィンチは画家というよりは科学者、思想家としてのイメージの方が強いかもということでした。ちなみに、長老のS氏が教えてくれた若桑みどり先生の言にしたがえば、「ダ・ヴィンチでは《ヴィンチ村の》というだけで人の名前ではない、レオナルドと呼ばないとダメ!」とのことです。ごもっともですね、われわれもこれから親しみを込めてレオナルドと呼ぶことにしましょう!

それにしても、K氏やS氏に教えられたダ・ヴィンチの考案したヘリコプターの図案がANAの社章になっているという事実は不覚にも知りませんでした。そしてまた《モナ・リザ》が百貨店の包装紙になっていたことがあるなんて・・・・
やっぱり《万能の天才》レオナルドはいろんなところに顔を出してきますね!

ところで、次回はルーヴルとロンドン・ナショナル・ギャラリーにある2つの《岩窟の聖母》の比較を中心に話をすすめたいと思います。そしてルーヴルにある《聖アンナと聖母子》とこれまたロンドン・ナショナル・ギャラリーにある《聖アンナと聖母子のカルトン》の比較もやってみたいと思います。

そして、やっぱり《ダ・ヴィンチ・コード》も肴にしたい。となると、《最後の晩餐》にも触れない訳にはいかなくなるし・・・ま、行けるところまで、行きましょう!

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、
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※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、お気軽にご参加ください。
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講師:  中尾陽一
日程 :  2018年 4月22日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
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by redoutehugos | 2018-04-04 19:24 | アートの楽しみ

ヴィーナス、ヴィーナス、ヴィーナスばかり!

ボンジュール!
こんにちは。

菊地理さんが元祖イッキ描きの画家として高く評価するドーミエ(1808-1879)の
諷刺画(1864年、シャリヴァリ紙に掲載)です。

彼は印象派の敵役三巨匠のブグロー(1825ー1905)、ジェローム(1824-
1906)、カバネル(1823-1889)と同時代を生きた画家(少し年長)ですが、
さすがに炯眼、サロンの裸体画に食傷している一般大衆の気持ちを諷刺画で
辛辣に表現しています。

サロンを訪れた二人のご婦人のひとりがうんざりした様子でつぶやいています。
《今年もまたヴィーナス・・・相も変わらずヴィーナスばかり・・・
まるで生身の女性の裸もこんな風だと言わんばかりじゃない!》

いつの世も変わらぬ男性の趣味とはいえ、フランス第二帝政下の紳士たちは
裸体画がそうとうお好みだったようですね!

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これまで誰も教えてくれなかった絵画鑑賞講座
この春から新規講座が始まります!

《絵画鑑賞はじめて講座》

テーマ:《印象派(その1)》 
     美し過ぎるサロン絵画vs印象派

サロン(salon)はフランス語で応接間のことですが、サロン絵画といっても応接間にかけるような絵画という意味ではありません。この場合のサロンはルーヴル宮殿のサロン・カレ(Salon Caré 方形の間)をさします。サロン絵画とはここで開催されたアカデミー派の展覧会で主流をなしていた絵画の意味です。印象派の理解のためにはまず、当時評判の高かった、というよりは絶対的権威だったサロン絵画とはどんな絵だったのかを良く知るところから始めたいと思います。

はじめて講座: 毎月第2土曜日  
13:00〜15:30  参加費:4000円
はじめて講座(bis):毎月第2火曜日  
10:30〜12:00  参加費:3500円
4月14日(土)  はじめて講座
4月10日(火) はじめて講座(bis):
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場所 : プロトマニア 
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5  市田ビル6F
予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込み 
         ください。
    e-mail: yoyoa@mac.com
    phone: 090-2469-4450(荒川陽子)
※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送ら
せていただきます。

プロトマニアのHPへは→こちらから








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by redoutehugos | 2018-04-02 12:34 | アートの楽しみ

『イッキ描き』の元祖はオノレ・ドーミエ!

ボンジュール!
こんにちは。

先日の《これまで誰も教えてくれなかった『絵画鑑賞入門講座』》課外イベントにお迎えした
イッキ描きの画家・菊地理さんのお話では、モネの《印象・日の出》はもちろんですが、
彼がもっと憧れるイッキ描きの画家はオノレ・ドーミエ(1808 - 1879)。
ドーミエの特にこの絵だそうです。
なるほど、これぞイッキ描きですね!

歌うピエロ 1869年

驚くことに34x26 cmの小さな絵です!

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これまで誰も教えてくれなかった絵画鑑賞講座
この春から新規講座が始まります!

《絵画鑑賞はじめて講座》

テーマ:《印象派(その1)》 
     美し過ぎるサロン絵画vs印象派

サロン(salon)はフランス語で応接間のことですが、サロン絵画といっても応接間にかけるような絵画という意味ではありません。この場合のサロンはルーヴル宮殿のサロン・カレ(Salon Caré 方形の間)をさします。サロン絵画とはここで開催されたアカデミー派の展覧会で主流をなしていた絵画の意味です。印象派の理解のためにはまず、当時評判の高かった、というよりは絶対的権威だったサロン絵画とはどんな絵だったのかを良く知るところから始めたいと思います。

はじめて講座: 毎月第2土曜日  
13:00〜15:30  参加費:4000円
はじめて講座(bis):毎月第2火曜日  
10:30〜12:00  参加費:3500円
4月14日(土)  はじめて講座
4月10日(火) はじめて講座(bis):
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場所 : プロトマニア 
    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5  市田ビル6F
予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込

みください。
    e-mail: yoyoa@mac.com
    phone: 090-2469-4450(荒川陽子)
※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送ら
せていただきます。




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by redoutehugos | 2018-03-30 12:17 | アートの楽しみ