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《サロン絵画》とかけて《消防士の絵》と解く???

サロン絵画とはブグロー、ジェローム、カバネルらに代表される19世紀後半のアカデミックな絵画のことです。
では、アカデミック絵画のことをなぜサロン絵画とよぶのでしょうか?
それは、アカデミック芸術の殿堂フランス王立絵画彫刻アカデミーが主催する展覧会、いわゆる官展がルーブル宮殿の《サロン・カレ(方形の間)》で開催されたので官展のことがサロンと呼ばれるようになったことに由来します。

このサロン絵画はまたアール・ポンピエ(art pompier)と呼ばれることがあります。
フランス語ですが、アール(art)=アート、ポンピエ(pompier)は消防士、すなわち消防士のアート!!!
なぜ?
サロン絵画がよくあつかった歴史画のなかに登場する古代ギリシア・ローマ戦士のヘルメットが当時のフランスの消防士がかぶっていたヘルメットによく似ていたことに由来する呼び名なんですね。空虚で時代がかった大画面の歴史画を揶揄する一種の蔑称でした。

印象派の革命以降、形式ばってリアリティーがないと批判されて忘れ去られていたアール・ポンピエですが、最近ではジェロームの絵画がハリウッド映画のスペクタクル大作のインスピレーションの源として再評価されたりしています。

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ジェローム 《指し下ろされた親指》(ブーイング)  1872年



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by redoutehugos | 2019-01-15 16:21 | アートの楽しみ