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美しすぎるサロン絵画(3)

ボンジュール!
こんにちは。

《ヴィーナスの誕生》が有名な、サロン絵画の巨匠カバネルですが、こんな絵もあります。
《オフィーリア》です。

《オフィーリア》はイギリス、ラファエル前派のジョン・エヴァレット・ミレーの傑作があまりにも有名ですね。
ミレイの絵では、悲しみのあまり正気を失い、川に落ちてしまったことにも気づかない様子で歌を口ずさみながらが静かに流されていくオフィーリアの様子が静謐な画面の中に記念碑的に描かれています。

カバネルの方は、気がふれたオフィーリアが柳の小枝に花環をかけようとして川に落下する瞬間を描いています。
ミレイの絵に比べると植物の描写があっさりし過ぎの感はありますが、どこか遠いところを見つめる、もはやこの世の人ではなくなってしまったようなオフィーリアの顔が印象的です。
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               カバネル  《オフィーリア》  1883年

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               ミレー  《オフィーリア》  1852年

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by redoutehugos | 2019-01-07 17:36 | アートの楽しみ

美しすぎるサロン絵画(2) カバネル

ボンジュール!
こんにちは。

印象派嫌いで有名な(?)のサロン絵画の3巨頭ジェローム、カバネル、ブグロー、今日はカバネル(1823〜1889)の登場です。
彼の代表作はオルセー美術館所蔵の《ヴィーナスの誕生》で、19世紀アカデミック絵画の代表作とも見なされています。
2017年に国立新美術館で開催された《オルセー美術館展、印象派の誕生ー描くことの自由ー》にもきていましたから、見覚えのある方も多いのでは?

この絵は1863年のサロン(官展)で絶賛されました。
カバネル40歳、脂ののりきった時の傑作(?)です。

この時のサロンは審査が厳しく、落選させられた画家の不満が異常にたかまりました。
そこでナポレオン3世が開いたのが《落選展》。
不名誉なタイトルの展覧会ですが、そこに出展されたマネの《草上の昼食》が大非難の的となり、スキャンダルを
引き起こし、印象派誕生の道を開いたというストーリーになります。
スキャンダルを乗り越えて歴史の中でオーソドックスになるというパターンですね。

ということで、カバネルの《ヴィーナスの誕生》とマネの《草上の昼食》は当時の両極端な評価を得た絵画だったんですね!
現代の私たちから見ると、カバネルの《ヴィーナスの誕生》の方があられもない裸婦のポーズという観点からするとよっぽど
スキャンダルになりそうですが・・・これは《絵画鑑賞講座》でぜひ比較鑑賞してみる必要がありそうです!


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               カバネル 《ヴィーナスの誕生》 1863年

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マネ  《草上の昼食》  1863年





by redoutehugos | 2019-01-05 11:35 | アートの楽しみ