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ルドゥーテ 『バラ図譜』各絵柄の下の方にある飾り文字の意味は?

《ルドゥーテのバラの庭》からこんにちは!
Bonjour du Jardin des roses de Redouté!

ボンジュール!
今日はルドゥーテの『バラ図譜』の各絵柄の下の方で気がつけば
意外に存在感のある飾り文字についてご説明します。


では『バラのリース』に続く、
『バラ図譜』の最初の作品『ロサ・ケンティフォリア』(下図)
を例に見ていきましょう。

ルドゥーテ 『バラ図譜』各絵柄の下の方にある飾り文字の意味は?_e0356356_10455149.jpg























向かって左側とげとげの茎のすぐ横に見えるRが大きな文字が
このバラのラテン語名(学名)
Rosa centifolia ロサ・ケンティフォリア

右側がRosier à cent feuilles (ロジエ・ア・サン・フォイユ)
これは当時のこのバラのフランス語名(俗名)です。
Rosierはバラ(の木)
cent(サン)は100
feuillesは通常は「葉」を意味しますがこの場合は花びらのようですね。
直訳すると「100枚の花びらを持つバラ」

画面左下の小さな文字は
P. J. Redouté pinx
pinxというのはラテン語のpinxitの縮約形で『描いた』と言う意味です。

真ん中下の文字は
imprimerie de Rémond
imprimerie はフランス語で印刷あるいは「刷ったもの」ですね。
Rémondは人名で読みはレモン。

そして右下は
Couten Sculp. 
Coutenは人名で読みはクゥタン。SculpはSculpture(彫刻、彫版)の略。

以上を日本語にするとこんな感じになります。

(ラテン語名)ロサ・ケンティフォリア   (フランス語名)ロジエ・ア・サン・フォイユ
 画:P. J. ルドゥーテ、      刷り:レモン    彫版:クゥタン  

ちなみに、フランス語のrose(読みはローズ)はバラ(の花)でRosier(ロジエ)は
バラ(の木)です。





by redoutehugos | 2015-08-16 18:53 | ルドゥーテの魅力とお知らせ

ルドゥーテの《バラ図譜》 フォリオ判とオクタヴォ判って?

《ルドゥーテのバラの庭》からこんにちは!
Bonjour du Jardin des roses de Redouté!


フォリオ判とかオクタヴォ判って?


今日はルドゥーテの『バラ図譜』についての話題です。


ルドゥーテの『バラ図譜』についてよく出てくる言葉にフォリオ判とかオクタヴォ判と言う言葉があります。

なんだか紛らわしい気がしますが、どんな意味なんでしょう・・・


ルドゥーテの「バラ図譜 』には2種類の大きさがあります。大きいのがフォリオ判、小さいのがオクタヴォ判です。


通常、美術館などの展覧会で展示されているのは大型のフォリオ判です。


フォリオ判は全紙サイズの紙を二つに折った大きさ(折数は1回)、オクタヴォ判は全紙を八つに折った(折数は3回)大きさのものです。


『バラ図譜』は最初大型のフォリオ版で出版され高評価を得ましたが、値段が高く王侯貴族しか購入できませんでした。そこで、ルドゥーテはより手軽に購入できる小型のオクタヴォ判を出版したのです。オクタヴォ判は好評を博し1824年、1828-30年、1835年の少なくとも3回出版されました。


しかし、オクタヴォ判の2版、3版は『バラ図譜』の最大の特長であるスティップル・エングレーヴィング(点刻彫版法)による繊細な「点の集積」による表現が省略されており、美的価値はかなり劣ると言われています。


ところで、オクタヴォ判はフォリオ判をそのまま縮小したものというわけではありません。ルドゥーテは小さい画面に応じて微妙に構図を変えたり、蕾や葉の数を減らしたりと様々な工夫を凝らしています。


違いの最も顕著な例は、黄色のバラ「ロサ・スルフレア」です。

フォリオ判ではバラの花が左向きなのに対してオクタヴォ判では右向きです。

一瞬、「逆版?」かと思ってしまいますね。


ルドゥーテの《バラ図譜》 フォリオ判とオクタヴォ判って?_e0356356_18211069.jpg












小さいオクタヴォ判         大きいフォリオ判






by redoutehugos | 2015-08-15 18:22 | ルドゥーテの魅力とお知らせ

「ルドゥーテのバラの庭」本日オープンしました!

《ルドゥーテのバラの庭》
本日、新月の日にオープンしました。

ルドゥーテのバラの庭からこんにちは! (クマさんより)
Bonjour du Jardin des roses de Redouté! (de la part de Monsieur l'Ours "Kuma")

これからルドゥーテのこと、ジョゼフィーヌのこと、バラ図譜のこと、美花選のこと、ボタニカルアートのこと、フランスのお庭のこと、フランス語のこと、ネコのこと(ノルウェージャン・フォレストキャットのウーラ姫のこと)、植物ライフ(植物男子ベランダ—ならぬ出窓を中心にしたデマダー・ライフ)のこと、南仏料理を中心としたクッキングライフのこと、インド楽器シタールのこと、グッピーのことなどなどいろいろ書いていけたらと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

ルドゥーテのバラの庭》の運営母体であるウーゴズは初代ウーゴ氏より代々ノルウェージャン・フォレストキャットが会長職にあります。4代目のウーラ姫は初の女性会長職につく予定ですが、まだ1歳を過ぎたばかりなので今のところ会長見習いです。
毎日クマ社長といっしょに出勤して植物役員の友達を増やしています。

「ルドゥーテのバラの庭」本日オープンしました!_e0356356_15171258.jpg



by redoutehugos | 2015-08-14 15:24 | バラ日記 バラ色生活