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巨匠の《バラの絵》シリーズ: マネ 《花瓶のモス・ローズ》

ボンソワール!
こんばんは。

巨匠の《バラの絵》シリーズ。
三菱一号館での《奇跡のクラーク・コレクション》展つながりで、
マネの再登場です。

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エドゥアール・マネ(1832-1883)
花瓶のモス・ローズ
油彩/カンヴァス 55.9 x 34.6 cm 1882年
クラーク・アート・インスティテュート蔵 アメリカ

2013年に三菱一号館で開催された「奇跡のクラーク・コレクション」展でファンタン=ラトゥールと同じじ部屋にあったマネのバラの絵です。

ファンタン=ラトゥールはマネを大変尊敬していて《マネ礼讃》の集団肖像画とも言える《バティニョールのアトリエ》を描いているくらいですが、マネとファンタン=ラトゥールではバラのとらえ方が全く違っていますね。

ファンタン=ラトゥールがバラの花びら一枚一枚の形にこだわって描写し、結果としてバラの花のふっくらとしたかたまりを表現しているのに対し、マネはバラの花びらではなく、まずは花をかたまりとしてとらえて、花びらは大胆なタッチで暗示しています。
また、背景の色もファンタン=ラトゥールのどこか土を感じさせる暖かみのある色合いなのに対してマネのグレイは非常にダンディでモダンでちょっと冷たい感じです。
どちらのバラにもそれぞれの画家の特徴がよく表れていて面白いですね。



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by redoutehugos | 2016-03-07 20:21 | バラ日記 バラ色生活 

ファンタン=ラトゥール:《バティニョールのアトリエ》

前回の記事で触れた《マネ礼讃》とも言うべき《バティニョールのアトリエ》をご紹介します。
縦2メール横2.7メートル(だいたい200号F)の大きな絵です。

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《バティニョールのアトリエ》 Un atelier aux Batignolles

アンリ・ファンタン=ラトゥールHenri Fantin=Latour (1836-1904)

油彩/カンヴァス 204 x 273.5 cm 1870年
オルセー美術館蔵

バティニョールはマネが住んでいたパリ北西部の地域の名前です。
描かれた人物には諸説ありますが、オルセー美術館の解説では以下のようになっています。

後列左から
オットー・ショルデラー(Otto Schöldrer) ドイツ人画家
ルノワール(帽子をかぶっている)
エミール・ゾラ
エドモン・メートル(マネの友人でパリ市役所官吏)
モネ(右端で目立たない人物)

マネ(イーゼルの前)
ザカリー・アストゥリュック(彫刻家、ジャーナリスト)
フレデリック・バジール
(長身、印象派の肖像画でひときわ長身の人物がいたらバジールですね。
彼はこの絵の描かれた数か月後に譜仏戦争に従軍して28歳の若さで戦死してしまいます。)

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by redoutehugos | 2016-03-05 20:22 | アートの楽しみ

巨匠のバラの絵シリーズ:マネ《シャンパングラスに活けたバラ》

ル・ボンジュール!
(再び)こんにちは。

今日の巨匠の《バラの絵》は印象派の父と言われる
エドゥアール・マネ(1832-1883)の黄色いバラです。

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エドゥアール・マネ
シャンパングラスに活けたバラ
油彩/キャンバス、32.4 x 24.8 cm c. 1882
バーレル・コレクション蔵、グラスゴー

マネの達者な筆さばきで絶妙に描かれたバラの花の小品(4号)です。
黄色の華やかなバラが細くて硬質のシャンパングラスに支えられたスマートな構成はいかにもパリジャンのマネらしい都会的なセンスに溢れていますね。
主役の黄色いバラの引き立て役にまわっている後ろの赤いバラの省略された表現は上手い!としか言いようがありません。
モチーフが置かれた水平な面と背景の垂直な面を曖昧にして空気感を醸し出すやり方や筆のタッチで素早く形をとらえる描法など、マネがいかにベラスケスの影響を受けているかがこの小品からもわかります。まさに巨匠の小品として味わい深いバラの絵ですね!

ちなみに、制作年の前についているc.は「(〜年)頃」を表します。

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by redoutehugos | 2016-03-01 13:14 | バラ日記 バラ色生活