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第31回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》 ヴェラスケスとスペイン絵画(その1)

11月27日(日)のプロトマニア・アートレクチャーのご案内です。

第31回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》
     ヴェラスケスとスペイン絵画(その1)

ほんとうに早いもので、プロトマニアでのこの講座も前回のジョルジュ・ド・
ラ・トゥールで30回を越えました。最近のみなさんの議論の自発的な盛り上
がりには私自身も大いに啓発されています。

ところで、ラ・トゥールは17世半ばに亡くなったあと20世紀にはいって再
発見されるまで、250年以上の長い間、完全に忘れ去られた存在となってし
まった画家であったことは講座の中でご紹介しましたが、その間、現在では
ラ・トゥールの作品として認められている作品のいくつかは、ヴェラスケス
やリベラ、スルバランなどスペインの画家の作品と見なされていました。

たしかに、ラ・トゥール絵画の中に見られる苛烈な写実主義とスペイン派の
画家たちに共通する乾いた写実絵画の間には主題や様式など多くの共通点が
見られます。

次回から2回にわたって、スペイン絵画の巨匠ヴェラスケスの作品を中心に
鑑賞しながら、スペイン絵画における写実とはなにかについて考察したいと
思います。その考察を経て、スペイン絵画の写実とラ・トゥールにおける写
実の違いとを感覚的につかめるようになることを目標とします。
みなさんの活発な議論を楽しみにしています。

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ヴェラスケス 《ラス・メニーナス》(部分)

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《ラス・メニーナス》(全体)
ヴェラスケスの最高傑作。
さまざまな謎を含んだ絵画としても有名ですね。
みなさんと謎に挑むのも楽しみです!

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ヴェラスケス 《マルガリータ王女》
マルガリータ王女を描いたヴェラスケスの作品の中で私が最も完成度が
高いと思う作品です。
豪奢なドレスの光沢や輝きの表現に目を奪われますが、よく見ると
意外に粗い筆触にさらに驚嘆します。
ヴェラスケスの真骨頂ここにあり!

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☆ジョルジュ・ド・ラ・トゥールとスペイン画派の共通点と違いを探るのも
 面白いですね!


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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力を養うための
講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じた
か、どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやが
や」の寺子屋スタイルで学びます。お気軽にご参加ください。

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講師:  中尾陽一
日程 : 2016年 11月27日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    (東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分)
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ :
お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。
    e-mail: yoyoa@mac.com phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

* メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送らせて
いただきます。
プロトマニアから返信メールが届かない場合は、大変恐れ入りますが電話
でお問合せください。

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by redoutehugos | 2016-11-04 11:32 | アートの楽しみ

第30回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》 夜の画家 ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの世界(その2)

10月23日(日)のプロトマニア・アートレクチャーのご案内です。

第30回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》
夜の画家 ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの世界(その2)

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       《帽子のあるヴィエル弾き》 ナント市立美術館     

前回はジョルジュ・ド・ラ・トゥールの世界への総論的なアプローチに挑戦しました。

その中で、ラ・トゥールが生きた時代の息吹を感じていただくために、彼の《ヴィエル弾き》という作品に出てくるヴィエル(英名:ハーディ・ガーディ)という楽器の音色を聞いていただきました。現代ではまず目にすることのない楽器ですが、ラ・トゥールの時代では庶民の間で大変ポピュラーだったようです。バグパイプにも似た単純で力強い音色は、戦火にさらされ、ペストが蔓延する苛烈な時代環境を生き抜く人々のヴァイタリティを感じさせるものでしたが、そこにはラ・トゥ−ルの絵に描かれた盲目のヴィエル弾きが発する、人生の悲哀と孤高の存在感と共通するものがありました。

また、参加者の方から「ラ・トゥールのいわゆる『夜の絵』と『昼の絵』とが自分にはまったく結びつかない、別の画家が描いたとしか思えないのですが・・・」との発言があり、それをきっかけに議論が盛り上がりました。その結果、『昼の絵』の中にも過剰な写実表現にこだわったものと過剰な写実表現と形態の簡素な把握とが混在したものがあるということに気づき、そこから『夜の絵』の簡潔な形態表現への道筋が見えてきましたが、これは鑑賞者の目線からの大きな発見だったと思います。

次回は、ラ・トゥールの作品を個別に見ていきます。特に、ラ・トゥール自身の同じテーマの作品同士の比較、あるいはカラヴァッジョや他の画家の同じテーマの作品との比較を通して、ラ・トゥールの作品の中にさまざまなものを発見したいと思います。
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《灯火の前のマグダラのマリア》 ルーブル美術館

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《女占い師》 メトロポリタン美術館

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力を養うための講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか、
どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」の寺子屋
スタイルで学びます。お気軽にご参加ください。

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講師:  中尾陽一
日程 : 2016年 10月23日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア https://protomania3.wordpress.com
    (東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分)
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。
        e-mail: yoyoa@mac.com phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

* メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送らせていただきます。
プロトマニアから返信メールが届かない場合は、大変恐れ入りますが電話でお問合せください。

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中尾陽一
・・・・・・・
株式会社ウーゴズ
〒223-0051
横浜市港北区箕輪町2-5-25-601
tel/fax: 045-563-8841
mobile: 090-8303-6131
info@hugosalchemy.com

by redoutehugos | 2016-09-28 18:51 | アートの楽しみ

第29回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》 夜の画家 ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの世界(その1)

ボンジュール!
こんにちは。

9月25日(日)のプロトマニア・アートレクチャーのご案内です。

第29回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》
夜の画家 ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの世界(その1)
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3回にわたってさまざまな角度から挑んだフェルメールへのアプローチはいかがでしたか?

さて、次回はジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593-1652)を取り上げます。フェルメールが1632年生まれですから、ラ・トゥールはそれより40年ほど前の人です。時代的にはどちらもバロックの画家と言えますが、作風はまったく違います。フェルメールが「光の画家」と言われるのに対してラ・トゥールは「夜の画家」と称されるくらいです。暗い闇の中、ろうそくの灯に照らし出された神秘的なマグダラのマリアの像は皆さんもご覧になったことがあるのではないでしょうか。

ところで、このふたりには奇妙な共通点もあります。現在、世界中で最も有名な画家の一人であるフェルメールですが、1675年に亡くなったあと急速に忘れ去られ、19世紀後半に脚光を浴びるまで長い間「忘れられた画家」状態だったというお話はしました。実はラ・トゥールもフェルメール以上に「忘れられた画家」だったのです。生前にはフランス王ルイ13世の「国王付き画家」の称号を得るほど著名な画家でしたが、1652年に亡くなったあと、18世紀には完全に忘却され、再び注目を浴びたのは20世紀に入ってからでした。

ラ・トゥールのように個性の強い作風の画家が200年以上も忘れ去られた画家だったとはまったく驚きですね。また、両者とも現存する作品の数は少なく、フェルメールは30数点、ラ・トゥールは40数点しかありません。フェルメールはもともと寡作な画家でしたが、ラ・トゥールの場合は、多くの作品が戦火やペストの大流行という社会的混乱のなかで焼失してしまったようです。

「夜の画家」と称されるラ・トゥールですが、白日の下に照らし出された人物たちの圧倒的な存在感と強烈な色彩の《女占い師》など「昼の絵」も残っています。また戦火と疫病の蔓延する時代に生きる人々、特に年老いた人々の生命力と悲哀を独特な露骨なまでのリアリズムで描きました。

次回以降、強烈な個性を放つラ・トゥールの世界に2回連続の講座で踏み込んでみたいと思います。

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《いかさま師(クラブのAを持った)》 キンベル美術館

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《いかさま師(ダイヤのAを持った)》 ルーブル美術館

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《悔悛するマグダラのマリア》  メトロポリタン美術館

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《辻音楽師の喧嘩》 ポール・ゲッティ美術館


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《帽子のあるヴィエル弾き》 ナント美術館

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《食事をする農民の夫婦》 ベルリン美術館

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力を養うための講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか、
  どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」の寺子屋
  スタイル で学びます。
お気軽にご参加ください。
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講師:  中尾陽一
日程 : 2016年 9月25日(日) 13:00 —15:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア HP → こちらをクリック
    (東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分)
     〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。
        e-mail: yoyoa@mac.com phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

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by redoutehugos | 2016-09-07 12:38 | アートの楽しみ